心理業界はかねてより、悩める人の「原因」を指摘することに力を注いできました。
問題点を見つけ、
悩みの原因を見立てる。それが、カウンセラーの仕事であるかのように考えられてきたふしがあります。
たとえば、
「自己肯定感が低いですね」
「それは愛着の問題ですね」
「潜在意識の問題ですね」
「アダルトチルドレンですね」
「共依存ですね」
「それは“偽りの自分”ですよね」こうした言葉が入れ替わり立ち替わりあらわれて、業界は前に進んできました。
しかし、そこで示される解決策は、突き詰めれば、いつも似たものになります。
「行動しましょう」
「自信を持ちましょう」
「嫌なことはスルーしましょう」
あるいは、
「楽しみましょう」
「自愛が大切です」どれも観念的で、努力目標で、結果的には「悩みは、あなたの心のあり方が作っている」という前提を温存したままです。
これで、人が楽になるわけがありません。
悩みとは、真空地帯で生まれるわけではありませんから。
正直に言えば、私自身も、こうした業界の流れと完全に無縁であったとは言い切れません。
そのことを、いまは反省しています。
だからこそ、私が行っているこのセラピーでは、原因探しや、正解探しを目的にしていません。
「前向きになりましょう」
「考え方を変えましょう」
「希望をもちましょう」そうした方向には、できるだけ進みません。
代わりに、悩みがいつ、どんな条件のもとで立ち上がってきたのか。その瞬間を一緒に見ていきます。
頭で理解する前に、
身体が先に反応していたこと。
言葉になる前に、
すでに起きていた反応。そこに、無理に意味を与えず、
評価も、修正もせず、
ただ、立ち止まります。このセラピーは、「幸せになる方法」を提供するものではありません。
せめて、これ以上、自分を説明し続けなくてすむ時間を、
自分の反応を、問題として扱わなくてすむ場所を、
用意したいと思っています。 心理セラピーのご案内ここは、セラピーのご案内ページです。その前に、少しだけ、お伝えしたいことがあります。もしかすると、あなたには、こんな苦しさがあるのかもしれません。これまで、自分なりに考えてきた。本も読んできた。悩みの原因も、ある程度わかっているつもりだ。そ...
心理セラピスト
わたなべいさお

