このカテゴリについて
このカテゴリは、かつて「機能不全家族」という言葉で語られてきた体験を、その言葉に頼らずに整理するためにあります。
家族や実家との関係について考えるとき、多くの人はどこかで 「今の生きづらさは、家族のせいなのだろうか?」 「もう大人なのに、なぜ家族からの影響が残っているのだろう?」 といった問いに行き着きます。
ここでは、その問いに対して原因を断定したり、誰かを責めたり、簡単な答えを用意することはしません。
扱っているのは、 家族という関係の中で、どのような感覚や反応が身についていったのかという視点です。
ラベルを使わずに見ていく理由
「機能不全家族」「親ガチャ」といった言葉は、状況を一瞬で説明できる便利さがある一方で、 考えることを止めてしまう側面もあります。
その言葉を使った瞬間に、 「何が起きていたのか」 「自分はどう感じていたのか」 「今も何が続いているのか」といった大切な部分が、ひとまとめにされてしまうことがあるからです。
このカテゴリでは、あえてそうしたラベルを外し、 体験そのものと、そこで身についた反応の仕方をお伝えしていきます。
ここで扱っている主なテーマ
このカテゴリにある記事では、次のようなテーマを扱っています。
- 実家での人間関係の中で身についた感覚
- 自分で選んだはずなのに落ち着かない理由
- 家族の期待や空気を優先してきた経験
- 大人になってからも繰り返される迷いや不安
- 恋愛や仕事の場面で立ち上がる同じ反応
これらは診断名や性格の問題ではなく、 「ある関係」の中で繰り返されてきた体験のパターンとして捉えています。
「家族のせい」にもしないし、「関係ない」とも言わない
このカテゴリの立場は、とても中間的です。
- 家族がすべての原因だ、と決めつけません
- 「過去の家族における出来事は関係ない、と切り離しもしません
ただ、 どんな関係の中で、どんな感じ方が身についたのか それを丁寧に見ていきます。
その視点を持つことで、 自分を責め続けることから、少し距離が取れる場合があります。
このカテゴリの読み方
ここに並んでいる記事は、 順番に読まなくても構いません。
今、あなたの中に引っかかるタイトルや言葉があれば、 そこから読んでみてください。
大切なのは、 「正しい理解」を手に入れることではなく、 自分の中で何が起きているのかを、言葉として持つことです。
最後に
ここは、 過去を裁く場所でも、 未来を保証する場所でもありません。
ただ、 家族という最初の関係の中で身についた感覚が、 今の人生にどのように顔を出しているのかを、 静かに見つめ直すための場所です。
もし読み進める中で、 「これは自分のことかもしれない」と感じる部分があれば、 それは理解が足りないからではなく、 あなた自身の経験に触れているからかもしれません。
