あなたは、こんな悩みをかかえていませんか?
「恋愛って、どうして思い通りに行かないの?」
「恋愛に自信がない」
「親密な関係になると怖くなる」
「最近、恋愛が面倒になってきた」
では、どうして恋愛は思い通りにならないのか?
このページは、そんな疑問にお答えします。
恋愛が思い通りにならないのは抵抗があるから
「抵抗」があると、恋愛は思い通りになりません。
「抵抗」があなたの足を引っ張るからです。
軽やかに恋愛ができない。
むしろ身動きが取れない。
上手くいかない。
……それは抵抗が強いからです。
では、「抵抗」とは?
「自分にとって「認めたくないこと」「味わいたくないこと」を拒絶すること。それが抵抗です。
あなたにとって恋愛で「認めたくないこと」「味わいたくないこと」はなんでしょう?
それは「恋人との別れ」かも知れませんね。
あるいは「振られたくない」ことでしょうか?
そのような抵抗があると、思い通りに行かなくなるのです。
たとえば「恋人と別れること」への抵抗が強いとしましょう。
すると、ちょっとした恋人の態度の変化に「あれ? もうお別れかも?」と不安になる。
メールの返信が遅いと「私のことなんか、どうでもいいんだ」と、悲しくなる。
つまり、「別れる」ことへの抵抗が強いと、不安になったり寂しくなったりするでしょう。
その不安や寂しさをかかえこむと、どうなるでしょうか。
ぐっとこらえて我慢してみる。でも、我慢には限界がきます。
ある日、我慢が爆発して「もっと私を大切にしてよね!」と、恋人に怒りをぶつけてしまうかも知れません。
あるいは恋人を疑ったり、束縛してしまうことに。
つまり「別れ」への抵抗感が強いと、悲しんだり、さみしくなったり、怒ったり、疑ったり、束縛したりしてしまう。
そうなると、恋人との関係は、上手くいかなくなるでしょう。
せっかくの恋なのに最近、恋人と喧嘩が多くなった。
・・・このように「抵抗」が強いと、恋愛は思い通りにならないのです。
今度は「振られる」ことへの抵抗について考えてみましょう。
「好きな人に振られる」ことへの抵抗が強いと、好意があってもアプローチできないでしょう。
いつも受け身で相手の出方を待ってばかり。
なので、恋愛は成就しにくいでしょう。
恋愛に関する「抵抗」には、以下のようなものが考えられます。
- 「好きな人に拒絶されるのが怖い」
- 「恋人に見捨てられるのが怖い」
- 「ひとり孤独になることへの怖れ」
- 「パートナーの気持ちを知るのが怖い」
- 「自分の本当の姿を恋人に知られるのが怖い」
- 「嫌われたら、どうしよう」
- 「結婚できなかったら、どうしよう」
- 「親密な関係になると躊躇してしまう」
- 「自分の気持ちを恋人に伝えることへのためらい」etc
こうした抵抗があると、恋人に素直になりにくい。話し合いができなくなる。向き合うことが難しい。よって、ふたりの関係がスムーズにいかなくなるかもしれません。
やはり、恋愛を愉しむためには「抵抗をなくす」ことが必要です。
しかし、抵抗をなくすのは難しいのです。その理由については次の章でお話します。
「願望」を残して「抵抗」だけを消すことはできない
恋愛への抵抗感は消えません。
なぜなら抵抗の裏側には、願望があるからです。
「抵抗」の裏には「願望」が必ず存在しています。
「抵抗」と「願望」は、ちょうどコインの裏表の関係なのです。
願望を残して抵抗だけを消すことはできないのです。
以下のように「抵抗」「願望」はウラオモテの関係です。
「恋愛したいけど(願望)、
傷つきたくない(抵抗)」
「話し合いたいけど(願望)、
向き合うのが怖い(抵抗)」
「恋人に甘えたいのに(願望)、
拒絶されるのが怖い(抵抗)」
「別れたいけど(願望)、
別れてひとりになるのは嫌だ(抵抗)」
「自分を変えたい(願望)
でも、変わるのが怖い(抵抗)」
「親密になりたいけど(願望)、
見捨てられるのが怖い(抵抗)」
「結婚したいけど(願望)、
自分の時間が減るのはいやだ(抵抗)」
「上手くいきたい(願望)。
でも、失敗したくない(抵抗)」
「タイプの人と恋愛したい(願望)。
でも、見つけるのが面倒だ(抵抗)」
「新しい人を見つけたいのに(願望)、
前の恋人が忘れられない(抵抗)」
・・・といった具合に「願望」の裏側には「抵抗」が必ずあります。
「願望」と「抵抗」はコインの裏表の関係みたいなもの。
願望を取り出して抵抗だけを消すのは出来ないのです。
願望なきところに、抵抗はないのです。
もっといえば「願望なきところに、悩みなし」のです。
あなたが悩んでいるのは、願望があるから。
願望を消すと、悩みも抵抗も消えます。
しかし、願望は消せない。
願望を捨てるなんて、できないから。
だから、抵抗は残ります。
願望と抵抗はセット。表裏一体。
なので、抵抗だけを消すことは無理なのです。
ちなみに抵抗と同じく、恋人への執着も消すことができないのです。
恋人への執着は消せない
よく「執着はやめましょう」と言われますよね。
しかし、執着は消せません。
なぜなら執着は願望に裏打ちされたものだから。
執着の裏には願望が張りついています。
あなたは「愛されたい」願望を捨てられますか?
無理ですよね。
だから執着は消せないのです。
願望なんて消せない。それゆえに「執着」も消せない。
では、どうするか?
執着はあってもいい。
ただ、執着にあなたが支配されてはいけない。
執着があってもいいのです。
執着に支配されてはいけない。
ずっと恋人のことを考えてしまう。恋人にしがみついてしまう。それは、執着に支配されているといえます。
でも、恋愛はたいていの場合、人を想い悩ませるものです。執着の苦しみは避けがたいでしょう。
それでも執着をやめたければ、「愛されたい」と「愛されないことへの怖れ」という正反対の2つの感情の対立を知ることで、苦しみを解く糸口が見つかるかもしれません。
「愛されたい」「愛されないことへの怖れ」・・・こうした感情の対立が執着心を生むのです。
「愛されたい。愛されないなんて考えられない。だから恋人にしがみついてしまう」といったぐあいに、です。
執着心は捨てきれない……でも、執着を作る仕組みである正反対の2つの感情の対立を知ることはできる。知ることで執着の苦しみを客観視できる。そうすることで、苦しみは和らぐかもしれません。
正反対の感情の対立は、次の章で解説していきます。
好きな人に素直になれない理由とは?
「恋愛したい」と「振られたくない」という言葉をよく見てください。
これらの2つの感情は対立していますよね?
「恋愛したい」VS「振られたくない」
まさに正反対の2つの感情が対立していますよね。
あなたが恋愛で苦しむのは、こうした「正反対の2つの感情」に引き裂かれるからです。
「恋愛したい(願望)」と「振られたくない(抵抗)」といった正反対の2つの感情が頭の中でぶつかると、人は身動きが取れなくなるのです。
身動きが取れなくなると、いつも心は悶々として、モヤモヤしてしまう。
アプローチしたいけど、手を伸ばすことができないというジレンマによって「自分らしい恋愛」ができなくなるのです。
つまり好きな人の前で、素直になれず、言いたいことが言えなくなるので恋愛は上手くいかない・・・。
ことほどさように、「願望」と「抵抗」の対立によって恋愛は困難になるのです。
恋愛で自信が持てないワケとは?
「恋愛に自信がない」のは、どうしてでしょう?
自分に自信がなければ、恋愛に一歩踏み出しにくいものです。
自信がある人って、魅力のある人が多いですよね。だからこそ自信を持つことで、望んでいる恋愛を成就していきたいですよね。
しかし「正反対の2つの感情対立」に引き裂けれると、人は自信を失うのです。
正反対の2つの感情の対立に引き裂かれる具体例を以下に書いてみます。
「あの人に近づきたいけど、嫌われるのが怖い」
「恋愛したいけど、面倒なのは嫌だ」
「好きな人と付き合いたい。けれど、親密な関係になって自分のことが知られるのが怖い」
「デートに誘いたいけど、断られたらどうしよう」
「恋人の態度に我慢できない。けれど、自分の辛い気持ちを恋人に言うのを遠慮してしまう」
「結婚したいけど、不自由になるのは嫌だ」
「成功したいけど、失敗だけはしたくない」
このように正反対の2つの感情にふりまわされて引き裂かれると、人は身動きが取れなくなります。
そうなれば「自分は何がしたいんだろう?」「何を望んでいるんだろう?」と頭の中はいつも混乱してしまうので、自分の気持ちに素直になれない。
すると好きな人や恋人に自分の気持ちを素直に伝えられなくなる。そう、自分を抑えてしまうのです。
正反対の2つの感情にふりまわされて引き裂かれると、思い通りに身動きが取れなくなります。そうなると、ひとりで悶々と思い悩むことが多くなるでしょう。
ひとりで悶々と思い悩んでしまうと、自己否定感が強くなります。
「こんなことで悩んでいる私ってダメだ」「何もできない私は情けない」「他の人は自由に恋愛ができているのに、私は悩んでばかりでダメだ」・・・といった具合に自己否定感が強くなるのです。なので恋愛にたいして自信を失ってしまうかも知れません。
正反対の2つの感情に引き裂かれると恋愛に対して「素直に行動が起こせず」「自信が持てない」ままになってしまう。そうなると、何もかもが面倒に思えてきて恋愛に積極的になれません。
では、どうすれば自信が持てるの?
自分なりに行動してみて出てきた結果に対して「上手くいった!」と感じることで、人は自信を持つことができます。つまり行動しないと自信が持てないのです。
しかし自己否定感を強くしてしまって、クヨクヨ悶々とひとりで思い悩んでいると、すんなり恋愛に踏み出せません。
恋愛に踏み出せず、行動が少なくなると結果を出すことができません。なので自信を持つきっかけを失います。
ですから孤独に悶々と恋愛に思い悩むのは自信を失うことにつながります。
やはり正反対の2つの感情にふりまわされて引き裂かれるのは良くないのです。
私はかねてから思っていることがあって、それは自信がないのは性格の問題ではないということ、です。
なぜなら正反対の2つの感情に縛られて、身動きが取れず、いつのまにか自信が奪われるのだから。
だって自信というのは行動してみてから得られるものだから。身動きが取れないと行動が起こせず、自信を得るチャンスもめぐってこない。
さらにいえば、自信を失うとは自分を見失っている状態のことです。
「願望」と「抵抗」の対立によって、自分自身が引き裂かれます。そして、あなたは自分を見失うのです。そしていつのまにか自信も奪われるのです。
つまり、こんなふうに自分を見失うのです。
「恋愛したい。けど、好きな人に嫌われるのは嫌だ!
でも恋愛したい。だけど、恋人に裏切られて捨てられるのは怖い!
結婚をして幸せになりたい。けど失敗だけはしたくない。
結局、私ってどうすればいいんだろう? 何を望んでいるんだろう? わからない!」
・・・といった具合に自分を見失うのです。
さらにいえば「願望」と「抵抗」の対立によって人生は葛藤と焦燥に染まってしまいます。
「ああでもない!」「こうでもない!」
「こんなふうになりたいんだけど、すんなりいかない!」
「変わりたいのに、変われない!」
「自分を変えたいけど、めんどくさいのはイヤ!」
「じゃあ私ってどうしたらいいんだろう!」
「私って何をしてるんだろう? もう疲れたよ」
といった具合に、願望と抵抗の対立によって人生は葛藤と焦燥にまみれてしまうのです。
恋愛成就や結婚・・・といった人生の次のステージに行きたいのに行けないのは、「願望」と「抵抗」の対立によって身動きが取れなくなっているから。
「失恋なんてイヤだ」って思ってもいいのですよ。
ただ「恋愛したい」と「失恋はイヤだ」という「正反対の2つの感情対立」に問題があるのです。
素敵な恋愛をしたい。結婚をしたい・・・そのために引き寄せの法則みたいな願望実現法を実践する人は多いでしょう。
しかし、引き寄せの法則をやってみても思い通りにならないのは、願望を強くすればするほど「抵抗」は大きくなるからです。
引き寄せの法則が上手くいかない理由
引き寄せの法則の有効性について考えてみましょう。
願望を引き寄せようと頑張ると、抵抗もまた感じてしまいます。
そうです。願望と抵抗はウラオモテの関係だからです。
よって引き寄せの法則を頑張れば頑張るほど、抵抗を強く感じてしまって抵抗から逃れなくなるのです。
さらに言いますと「願望」があるから、人は「悩む」のです。「願望」なきところに「悩み」は生まれません。
願いがあって、それが手に入らないと「悩み」が生まれます。
悩みが大きくなって、願望が実現しない現実に対して「そんなの認めたくない」と抵抗します。つまり抵抗が始まるのです。
願望があって→願望が実現せず→悩みだして→「こんな現実は認めたくない」と抵抗が始まるのです。
つまり「願望」があると「悩み」が生まれて、そして「抵抗」が始まるのです。
ですから引き寄せの法則で願望実現を強く願うと、「どうして願いは叶わないのか?」と悩んでしまって、「悩むのは嫌だ!」「不幸は嫌だ!」とかえって抵抗は強くなるのです。
ですから、初めから願望を持たなければいいのですが・・・そんなわけいきませんよね!
願望を捨てられないのが人間ですから。
でも悩みたくないし、幸せになりたい!
・・・ならば、次の章をお読みください。
抵抗の源泉「恋愛不安」を手なずける
好きな人に捨てられたくない。
だから、恋人にとっての一番星になりたい。
そう強く願う人ほど、恋愛への不安が大きいかもしれません。
恋愛への漠然とした不安。
これがあらゆる抵抗を生みます。
「見捨てられることへの怖れ」
「親密になることへの怖れ」
「拒絶されることへの怖れ」
これらは恋愛そのものへの不安から生まれるものです。
恋愛不安を解消するのは難しい。
カタチがないからです。
目に見えないモヤモヤとした、どこからともなくやってくる恋愛不安。
そんな恋愛不安は、カタチにしてこそ「理解できる気持ち」にすることができます。
理解できる気持ちにするとは?
それは、手なずけることです。
恋愛への不安は無理をして解決するよりも、手なずけるのです。
私は、恋愛不安を「理解できる気持ち」へとシフトさせるセラピーを実践しています。
心理セラピーに興味がある方は、こちらのページをお読みください。

米国催眠士協会(NGH)認定ヒプノセラピスト
わたなべいさお