相手の気持ちがわかっても、苦しさは消えません。
あなたの中で起きている反応は、変わらないからです。
だから、同じ苦しさを何度も繰り返します。
「よりが戻せます」
「また彼から連絡があります」
「きっと忙しいのですよ」
こんな具合にアドバイスされても苦しいのは、あなたの出来事に対する反応が変わっていないからです。
振り回される恋愛とはどんな状態か
「相手の言動によって、あなたの感情が大きく左右されている」
これが振り回される恋愛の状態です。
連絡が来ると安心する。
来ないと不安になる。
優しくされると期待する。
距離を取られると落ち込む。
あなたも、同じことを繰り返していませんか。
このように、
- 相手の態度ひとつで気分が変わる
- 一喜一憂が激しい
- 頭ではわかっていても止められない
これが「振り回されている状態」です。
なぜ彼の気持ちを知りたくなるのか
「これは本気なのか? それとも遊びなのか?」など、彼の気持ちを知りたくなるのは、不安を解消するために「答え」を求めているからです。
- 私のことをどう思っているのか
- 脈はあるのか
- この関係はどうなるのか
これらを知ることで「安心したい」という気持ちが働きます。
答えをもらうと一瞬だけ楽になる理由
「その程度のことで彼は怒りませんよ。
大丈夫です。
しばらくしたら連絡がありますよ」
そんなふうに、不確かなことに「答え」がもらえると頭の中が整理され、意味づけが与えられます。
だから、一瞬だけ楽になれるのです。
「彼はあなたのことが好きですよ」
そう言われると、「混乱していた気持ちが整理される」ので、「一時的に安心」して、「スッキリした感覚になる」のは自然なことです。
それでも苦しさが戻る本当の理由
恋愛の悩みに「答え」をもらっても、苦しさは消えません。
それは、現実が変わっていないし、あなたの身体の反応も変わっていないからです。
占いのお店で、恋愛の悩みを打ち明けたとしましょう。
占い師から「ふたりの関係は、しばらくすると落ち着きますよ」と、答えをもらったとしましょう。
そして、
お店を出たあと、
「連絡の頻度は変わらない」
「相手の態度も曖昧なまま」
だとしたら、
不安・モヤモヤ・苦しさが戻ってくるのは当然です。
私自身も、同じでした。
占いのお店で、
「ふたりはうまくいってますよ」と言われて、一瞬は楽になるのです。
けれど、お店を出たら再び苦しくなるのです。
一瞬は楽になる。
でも、すぐに苦しい自分に戻る。
そんなことを、繰り返していました。
もしかすると、あなたも同じことを繰り返していませんか。
相手の気持ちを知っても楽にならない理由
相手の気持ちを分析しても楽にならないなら、それは問題が「相手」ではなく「あなたの中の反応」にあるからです。
あなたが見ているのは、
- 相手の気持ち
- 相手の性格
- 相手の本音
ですよね。
相手が考えていること、性格、本音を分析しても苦しさは癒えない。
ならば、その苦しさは「あなたの中で起きている」わけです。
相手の言動ばかりを気にするのではなく、あなたの中で起きている反応を見てみる必要があります。
励まされても苦しいままの理由
「大丈夫ですよ」と優しく励まされても、まだ苦しいならば、身体の反応が変わっていないため、同じように揺さぶられ続けるからです。
たとえ、「彼はあなたのことが好きですよ」と励まされても、
- 連絡が来ないと不安になる
- 距離を感じると怖くなる
- 曖昧な態度に揺さぶられる
こうした反応が残っている限り、苦しさは続きます。
むしろ苦しさが強くなるケースもある
「恋人を信じたい」と、自分を抑えてしまうと苦しみが強くなります。
「好きなら待たないといけない」「信じないといけない」「疑ってはいけない」「明るくポジティブにならないといけない」
こうした感じで、自分の違和感を無視すると、怒りやしんどさがさらに積み重なります。
なぜ「答え」を手にしても不安になるのか
悩みの「答え」が欲しくて誰かに相談をする。
しかし、また不安になる。
不安を消したくて、ふたたび「答え」を求める。
そうした同じパターンを繰り返すので、苦しさが変わらないのです。
不安になる。答えを求める。一時的に安心する。また不安になる。
このループが続くと、苦しみはかえって大きくなるかもしれません。
では、どうすればいいのか
ここまで読んで、「なるほど」と思ったかもしれません。
しかし同時に、「わかっても苦しさは消えない」そう感じていないでしょうか。
では、どうして変われないのでしょうか。
それは、問題が思考ではなく、身体の反応として起きているからです。
だから、考え方を変えても、
前向きになろうとしても、
我慢しても、
このままでは、同じ苦しさを繰り返します。
じゃあどうすればいいのか、ですよね。
問題を解決するのではなく、反応が起きている場所に触れていくことが必要です。
必要なのは、相手の気持ちを知ることではなくて、自分の反応を変えることです。
変わるのは「相手」ではなく「自分の反応」
自分の身体の状態が変わると、同じ出来事でも感じ方が変わります。
- 不安の強さが変わる
- 振り回されなくなる
- 選択が変わる
ここで初めて、現実の関係も変わり始めます。
最後に
あなたが弱いのではなく、見ている場所が違っていただけです。
相手の気持ちを知っても苦しい。
同じことで何度も悩む。
振り回される恋愛を繰り返している。
でしたら、いつもと違うアプローチを選ぶことです。
相手の言動を分析して「答え」を探す代わりに、自分自身の中で起きている反応にアプローチしてみることです。
あなたの中で起きている反応に触れていくと、同じ出来事でも感じ方と選び方が変わっていきます。
ここまで読んで、
「わかる。でも自分では変えられない」
そう感じているなら、
一度ご相談ください。

心理セラピスト
わたなべいさお


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