アダルトチルドレンの回復とは、考え方を変えて頑張ることではなく、
過去を生き延びるために身についた「身体の反応」と「自分を縛る思い込み」をゆるめ、気楽に生きられる状態に戻っていくことです。
ここまで読んで、こう感じたかもしれません。
「なるほど」と。
「確かにそうかもしれない」と。
けれど同時に、
「わかっても、今の苦しさは消えない」
そう感じていないでしょうか。
私は機能不全家族を生き抜いたアダルトチルドレンです。
AC当事者としてこの記事を書きました。
どうかこのままお読みください。
気楽に生きることが、回復のゴールです
アダルトチルドレンの回復とは、「頑張って責任を背負うこと」ではなく、力を抜いて気楽に生きられる状態に戻ることです。
一般的には、回復の目安としてこう言われます。
「親のせいにしないで、自分の人生に責任を持てるようになること」
けれど、この言葉を聞いたとき、
・もっと頑張らないといけない
・ちゃんとしないといけない
そんなプレッシャーを感じませんか?
もしそうなら、それは当然です。
なぜならあなたは、
すでに「頑張り続けてきた人」だからです。
だからこそ必要なのは、
さらに頑張ることではなく、
力を抜くことです。気楽に生きることです。
なぜ回復できないのか?
どうして力が抜けないのか。
気楽になれないのか?
それは以下の2点があるからです。
- 生き残るための身体反応
- 自分を縛っている思い込み
身体反応と思い込みについて次からお伝えしていきます。
生き残るための身体反応
回復できないのは、過去の問題が解決していないからではなく、「身体に残った反応」が今も働き続けているからです。
子どもの頃、あなたは
・我慢する
・空気を読む
・自分を抑える
・相手を優先する
こうした「技術」を身につけてきました。
それは、生き延びるために必要だったものです。
けれど今もその反応が残っていると、
・断れない
・顔色をうかがう
・知らぬ間に支配されている
・しんどい相手なのに離れられない
こうした状態が続きます。
ここで大事なのは、
これは性格ではなく、「身体の反応」だということです。
私も相手の要求をすぐに受け入れてしまう人間でした。
これは、私の性格のせいではありませんでした。相手に従ってしまうのは身体の反応だったのです。
自分を縛っている思い込み
生きづらさの正体は、「考え方」ではなく、身体に染みついた反応と、それを支える「自分を縛る思い込み」です。
「自分を縛る思い込み」にはこうしたものがあります。
・間違ってはいけない
・嫌われてはいけない
・我慢するのが正しい
頭では「もう我慢したくない」と思っていても、現実では我慢することを選んでしまう。
なぜでしょうか?
それは、考えるよりも先に、身体が反応しているからです。
相手から無理な要求をされても、気づいたら従ってしまっている。
そして後から、「どうして、こんなことになったんだろう」と悔やんでしまう。
それは、身体が先に反応してしまっているからです。
なので、思い込みを消そうとしたり、考え方を変えたりする必要はないのです。
身体反応に目を向ける方がいいのです。
反応を止める必要はない
身体の反応は、意志では変えられません。だから無理に止める必要はありません。
「間違ってもいい」
「我慢しなくてもいい」
「言いたいことを言ってもいい」
そう思おうとしても、できない。
むしろ苦しくなる。
それは当然です。
なぜなら、
・言いたいことが言えない
・すぐに怖くなる
・緊張してしまう
・固まってしまう
こうした反応は、
意志では変えられないからです。
ここまで読んで、こう思っていませんか?
ここまで読まれて「自分一人では変えられない」と感じるのは自然なことです。
・何が起きているかはわかった
・原因も理解できた
・やるべきことも見えてきた
でも同時に、
「じゃあ、それをどうやってやるの?」
「自分一人でできる気がしない」
そしてもしかすると、
「わかっているのにできない。この感じは、どうにもならない」
そんな感覚が出てきていないでしょうか。
悩みを解決するために頑張ってきた。
でも、うまくいかない。
「じゃあ、どうすればいいんだよ」・・・こんな想いを繰り返してきたのではないでしょうか。
なぜ自分一人では難しいのか
身体の反応は、「理解」や「意志」では変えられないからです。考え方を正してみても、身体反応は変化しないからです。
頭ではわかっている。
けれど、
・怖さ
・緊張
・固まり
・反射的な行動
これらは、
考えよりも先に起きています。
だから、
・考え方を変える
・ポジティブになる
・意味づけを変える
こうした方法では、根本は変わりません。
私たちが気楽になれないのは、考え方のせいではないのです。
身体の反応が、緊張や不安を生み出しているのです。
必要なのは「身体からほどくこと」です
変化は、考えではなく身体から起きます。
反応を無理に変えるのではなく、
・どこに出ているのか
・どんな質なのか
・どう変化していくのか
それを丁寧に見ていく。
すると、
無理に変えなくても、変化が起きていきます。
それは、
「頑張る」方向ではなく、
「ほどけていく」方向の変化です。
その先に、気楽さがあります。
最後に
ここまで読んで、
「もう少し楽に生きたい」
「このしんどさから抜けたい」
そう感じているかもしれません。
でも同時に、
「自分一人では難しい」
そんな感覚もあるかもしれませんね。
それは、あなたが弱いからではありません。
むしろ、
ここまで一人でなんとかしてきた人ほど、そこにぶつかります。
そしてもしかすると、
一人で何とかしようとする段階は、もう終わりなのかもしれません。
もし、
・頭ではわかっているのに変われない
・同じ反応を繰り返してしまう
そう感じているなら、
一度、身体からアプローチするセラピーを体験してみませんか。
無理に変えようとしなくても、変化が起きていく感覚を、あなた自身の中で確かめてみてください。
理解では変わらなかった部分が、どう変わるのかを。
セラピーの詳細はこちら
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わたなべいさお(心理セラピスト)



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