あなたには、こんな悩みがありませんか?
- 自分の気持ちを素直に相手に伝えられない。
- 頼まれたら断れない。
- 相手に合わせて自分の意見を曲げてしまう。
- 恋人にお願いができない。
- 主張できなかった自分を後になってから責めてしまう。
- 周囲の顔色をうかがってしまう。
- うまく自己主張できない。
- 相手の意見に合わせてしまう。
- 「変に思われないか」を気にして発言できない。
- 失礼なことを言われても言い返せない。
- 相手の気持ちを読んでご機嫌を取ってしまう。
- どこまで自分を出していいかわからない。
- 同僚に仕事をお願いすることができない。
- 目上の人の前で、かしこまってしまい何も言えなくなる。
「学校」「職場」「家庭」「親戚」そして「恋愛」において、言いたいことが言えないと悩む方は少なくありません。
私も言いたいことが言えないタイプでした。
ここでは当事者として「なぜ言いたいことが言えないのか?」その理由と対処法についてお伝えします。
【結論】言いたいことが言えないのは、あなたの性格が弱いからではありません
言いたいことが言えるためには、自分の気持ちを掴んで、それを言葉にするプロセスが必要です。
しかし、焦ってしまって気持ちを掴む余裕がないとか、思い通りに言葉にできないのは、どうしてでしょうか。
過去の経験から身についた身体反応が先に働き、喉がつまる、緊張する、相手の顔色が気になるなどの状態が起きるため、言葉が出なくなるのです。
つまり必要なのは、「メンタルを強くする」「自分の軸を作る」「自信を持つ」といったことではなく、なぜ身体が黙る方向へ反応するのかを理解し、ゆるめていくことです。
「話せる」のと「言いたいことが言えない」は違う
「もちろん会話はできる。けれど、自分の意見が言えない」そんなふうに、あなたは感じておられるかもしれません。
「話せる」のと「言いたいことが言える」は、違うのです。
「言いたいことが言える」とは、自分の気持ちを掴んで、それを言葉にできることです。
ちなみに私は、学生の頃、落語研究部でした。
そして、教員だった時期もあり、また個人事業主としてセミナーを開講していました。
ですから人と比べて、話をする経験は多いですし、自信もある程度はあります。
しかし、自分の気持ちをはっきり伝えるべき時、私は相手の言うことを飲み込んでしまうのです。
そして、自分の意見や意志を抑え込んでしまうのです。
私は、話すのは得意です。
しかしながら、「どうして、あの時、自分の意志を伝えなかったんだ」と悔やんだ出来事はたくさんあるのです。
つまり私は、「話をするのが得意」だけど、「言いたいことを言うのは不得手」だったのです。
自分の意志や気持ちよりも、相手の要求を優先してしまうことで、私は言いたいことを心の奥底に押し込めてしまうのです。
言いたいことを言えるためには、「自分の気持ちを掴んで、それを言葉にして伝えてもいいんだ」ってことを自分自身に許す必要があったのです。
しかし、私は自分を許すことができなかったのです。
生まれ育った家庭に関係しているのか
「生まれ育った家庭では、緊張が満ちていて安らぎがなかった」
「威厳のある父親。躾の厳しい母親だった」
「幼い頃の私は、自分の意見を言わせてもらえなかった」
このように家庭内のなんらかの理由により、自分の気持ちを表現できず、大人になっても心をオープンにして話せず悩んでいる方は少なくありません。私もそのひとりです。
私が育った家庭では、両親はいがみ合い、喧嘩ばかりしていました。
何がきっかけかわからないまま、空気が一変することもありました。
さっきまで普通だったのに、急に張り詰めた空気になるのです。
私は我慢ばかりさせられて、「ゲームを買って欲しい」「遊びたい」と言わせてもらえませんでした。
つまり、親に気持ちを聞いてもらえなかったのです。
ふたりの暴言が飛び交う中で、私はおびえて過ごしていました。
両親が喧嘩をしている時、私の身体は怖さで固まり、声も出せず、その場にじっとしているしかありませんでした。
自分の気持ちを抑え、親のご機嫌を取ることで、その場をやり過ごすようになりました。
こうした幼い頃の体験は、私の身体に刻まれました。
そして大人になっても、同じように気持ちを抑えてしまうのです。
「はっきり断れない」
「相手に合わせてしまう」
「意思を伝えられない」
そうした反応は、考え方の問題というよりも、身体に染みついた反応だったのです。
私にとって「言いたいことが言いにくい」ことは、単なる性格ではなく、自分の身体に刻まれたものなのです。
だからこそ、「自己主張してもいいのだ」と考え方を変えてみても、いざその場になると、相手の言いなりになってしまうのでした。
身体反応が、あなたを黙らせていることがあります
ここまで読んで、
「原因はわかった気がする」
「家庭環境や思い込みの影響もあるのだろう」
そう感じたかもしれません。
それは大切な理解です。
けれど同時に、こんな感覚もないでしょうか。
わかっているのに、いざその場になると言えない。
頭では「言った方がいい」とわかっている。
言う内容だって、あとからなら思いつく。
それなのに、その瞬間になると身体が固まる。
喉がつまる。
胸が苦しくなる。
心臓が速くなる。
相手の顔色ばかり気になる。
言葉がどこかへ消えてしまう。
もしそうなら、あなたに起きているのは、意志の弱さだけではありません。
身体が、あなたを守ろうとして反応しているのかもしれません。
たとえば、昔から
- 気持ちを言うと否定された
- 反論すると怒られた
- 空気を乱さないように育った
- 親の機嫌を読むことで身を守ってきた
そんな経験が重なると、身体は学習します。
「本音を言うのは危険かもしれない」
「黙っていた方が安全だ」
すると大人になってからも、似た空気を感じた瞬間に、身体が先にブレーキをかけることがあります。
これは、あなたがおかしいのではありません。
むしろ、これまで生き延びるために身につけた大切な反応だったとも言えます。
ただ、その反応が今の人生では苦しさを生んでいる。
だから必要なのは、自分を責めることではなく、身体が何を守ろうとしているのかを丁寧に知っていくことです。
対処法は「無理に強くなること」だけではありません
言いたいことが言えないと、
「もっと強くならないと」
「メンタルを鍛えないと」
「自信をつけないと」
そう思いやすいものです。
もちろん、それが助けになる場面もあります。
けれど、身体が危険信号を出しているときに、気合いだけで乗り越えようとすると、ますます苦しくなることがあります。
必要なのは、
- 何に反応しているのか
- 身体のどこが緊張するのか
- 本当は何を伝えたかったのか
- その奥にどんな怖さがあるのか
そうしたことを、少しずつ見ていくことです。
すると、ただ我慢するしかなかった状態から、
「今なら少し言える」
「前より飲み込まなくてすんだ」
そんな変化が起こりはじめます。
ひとりで変えようとして、行き詰まっていませんか
ここまで読んで、
「まさに自分のことだ」
「でも、結局どうしたらいいのかわからない」
そう感じている方もいるかもしれません。
それも自然なことです。
なぜなら、この問題は知識だけでは変わりにくいからです。
実際の場面になると、身体反応が先に起きるため、頭で理解していても元に戻ってしまいやすいのです。
言いたいことが言える自分へ戻っていくために
私のセラピーでは、考え方を正すことよりも、その場で固まってしまう身体反応に丁寧に向き合っていきます。
- なぜ怖くなるのか
- なぜ飲み込んでしまうのか
- なぜ自分を出せないのか
その理由を、あなたの身体の感覚から一緒にほどいていきます。
すると、無理に別人になるのではなく、
もともとあなたの中にあった言葉や感情が、少しずつ自然に出てくることがあります。
もし今、同じことで何度も苦しんでいるなら。
ひとりで責め続ける前に、別の方法を知ってみてもいいかもしれません。
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心理セラピスト
わたなべいさお



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