あなたは「こんな自分はダメだ」と否定的に自分自身を評価していませんか?
そうであるならば、あなたの前には、3つの選択肢があるでしょう。
*ひとつめの選択肢は、自己評価を高く保つことを行動の目的にする。
「自己評価をこれ以上ダウンさせない」「低い自己肯定感をアップする」ために自分を駆り立てる。
自分の価値を上げるために、ひたすら頑張る。
*ふたつめの選択肢は、自信がないので、素直になれず率直にものが言えない。
「素顔の私」を周囲に見せられないので自分を犠牲にしてでも、ひたすら周囲に合わせる。
人からひどい扱いを受けても「どうせ自分はこんなものだ」と自分を抑え込む。
他人からの評価や目線を気にするあまり、チャレンジをあきらめる。
*3つめの選択肢は、自己評価にふりまわされず「私は私でいいんだ」と自分のことをそう見なして「私の生きたいように生きる」ことです。
私のセラピーでは、3つめの選択肢……「私は私でいい!」と見なして「自分の生きたいように生きる」ことを目指します。
なぜならば、
自己評価や自己肯定感のアップを目指すと、ずっと頑張らないといけない。
じぶんのなかにある「自己評価という監視者」によって、ずっとモニターチェックされるからです。
「自分はちゃんと出来ているのかな? それともダメなのか?」と。
そしてまた、自己評価の「上げ下げのジェットコースター」から落ちないように、必死にしがみつかないといけない。
「せっかく上げたのを下げたらダメだ! 頑張るんだ!」と。
……どう思いますか?
これはキツイですよ。ずっと闘わないといけない!
キリがないんですよ!
つまり「生きたいように生きられない」ので、生きづらさは根深くなります。
こんなことで、あなたの心は満たされるでしょうか?
さて、2つめの選択肢……これは以前の私の姿でした。
ダメな自分の姿を、隠しながら生きてきました。
顔は笑っていても、いつも心はどしゃぶりのスコールでした。
ミスや失敗を恐れて、チャレンジできませんでした。
そうなると「自分のこと」を知る機会に恵まれません。
いつまでたっても自信は持てないでしょう。
新しいことに飛び込むチャレンジなくして、試行錯誤なくして「自分を知る」ことはできません。自信も持てません。
自分のことを知らずして、自信や自己評価、自己肯定感を育てることは出来ないからです。
ですから低い自己肯定感を高めるには、まずは自分を知ることです。
くりかえしますが、自分のことを知らずして、自己を高めることなんてできません。
せいぜい、みんなが出来ることを出来るようになるために、頑張ることくらいしか出来ません。
みんなが出来ることを出来るようにするとは、これは自分を追い詰めるはずです。
なぜなら自分よりできる人なんて、この世にいっぱいいるから。
それよりも、自分と言う存在をあなたが知ることで、自分ならではの持ち味、価値観を育てることが重要なのです。
低い自己肯定感を高めるとは、あなたがあなたを知り、それを育むことなのです。
心理セラピスト
わたなべいさお
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