「なぜ? どうして?」が悩みを深めさせる

落ち込む女性

「どうして、私ってこうなのだろう」

「なぜ、いつもこんなことが私に起きるのだろう」

こんな疑問を繰り返し自分自身に問いかけていませんか?

「なんで? どうしてなの?」

といった具合に、いくら考えても悩みは深まりませんか?

疑うのは大切なことです。

当りまえに思っていることを疑うことで、視界が開くことはありますからね。

しかし悩んでいる時、「自分自身に疑問を投げかける」のはやめた方がいいです。

なぜならば「答え」がでないからです。

答えがでない「疑い」「問い」は自分で自分のことを縛ってしまいます。

深く思い悩んでいる時、「どうして私って、いつも悩んでしまうのか?」と自分自身へ「問い」を投げても「答え」はでません。

「答え」が出ないから悩んでいるのですから。

では、どうして自分自身への問いかけに「答え」がでないのでしょうか?

それは自分のことは自分がいちばん分かっていないから。

本当の私って、本人には分からないのです。

なぜなら自分自身を客観的にみるのは難しいのです。

必ず「見落としている部分」(盲点)が生まれるからです。

よって悩み解決に役立つ「答え」は自力では出ないのです。

悩みが深まる原因とは?

人は悩んでいるとき、物事を同じ方向でしか見られなくなります。

だからこそ、悩みから抜け出せなくなるのです。

そして悩みが深まるのです。

さらに頭になかで「なぜ? どうして?」と原因を分析すると、だんだん悩みが大きくなります。

原因を分析すると「あの人が悪い」「あの人さえいなければ」と、他人のせいにしがちになります。

そうなれば、ますます問題=悩み事にのめりこんでしまいます。

解決策を見つけることが難しくなります。

ですから問題=悩み事から、いったん離れてみるのです。

ずっと問題や悩みに意識の視点が固定されると、それだけで、しんどくなるものです。

「どうして? なぜ?」という自分への問いかけは、悩み事に意識を固定してしまうので、気をつけたいです。

ましてや身近な存在である親子関係の悩みほど、「どうして親はこうなんだ」となってしまえば、もうこれは苦しいですよね。

親と自分がどっぷりと同じ場に浸っていますから、いったん思い悩んだら抜け出すのは不可能に思える・・・それが親子関係の悩みの姿でしょう。

あなた親子関係で悩んでいたら、いったん「悩み」から切り離されることをお薦めします。

そのためのセラピーを私は用意しています。

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