共依存をやめるとアダルトチルドレンの生きづらさから抜け出せる | 機能不全家族と恋愛不安専門セラピー

共依存をやめるとアダルトチルドレンの生きづらさから抜け出せる

アダルトチルドレンとは「共依存の生き方」をしている人のことです

機能不全家族で育った子どもは共依存の生き方を身につけます。

アダルトチルドレンとは、共依存の生き方をしている人のことです。

共依存の生き方をやめると、アダルトチルドレンの生きづらさを克服することができます。

つまりアダルトチルドレンを克服するために、子どもの頃に身に着けた生き方のパターンである「共依存」を手放す必要があるのです。

家庭が危険に満ちていたら子どもは共依存の生き方を身につける

では、どうして子どもは「共依存の生き方」を身につけてしまうのでしょう。

共依存の生き方とは、「他人のために必死に生きる」ことです。

子どもが他人のために頑張るとは?

つまり子どもは家庭のなかで「親のために必死に生きる」必要があったのです。

家庭が危険に満ちていると、子どもは自己防衛的な生き方を無意識に身に着けてしまいます。

子どもは自分を守るために、なんでもやります。

怒っている親のご機嫌をとります。

喧嘩している両親を、身体をはって止めます。

夫の浮気で悲しいでいる母親を、必死になぐさめます。

勉強に頑張って良い点数を取って、親を喜ばせます。

つまり、子どもは親のために必死に生きるのです。危険な家庭のなかを生きのびるために。

そして共依存の生き方・・・他人のために必死に生きる・・・を身につけてしまうのです。

危険な家庭とは、次のようなタイプがあります。

  • 身体的・精神的虐待があったり、ネグレクトがある
  • 十分な養育や安心感を与えられていなかった
  • 罵声や暴言が飛びかい、緊張が満ちていた

こうした安心感が欠如した家庭のなかで生き残るために、子どもが身に着けた態度を「共依存の生き方」と呼びます。

こうした共依存の生き方・・・他人を優先して自分自身を抑圧する生き方は、大人になっても消えません。

つまり、大人のアダルトチルドレンは、子どもの頃に身につけた「共依存」の生き方のために、生きづらさを抱えているのです。

アダルトチルドレンの生きづらさは「共依存の生き方」のせいです

アダルトチルドレンとは、「自分の生きづらさの原因は家族にある」と自覚している人のことです。

では家族と一緒に暮らすと、どうして生きづらくなるのでしょう。

それは先ほど述べた通りです。

危険に満ちていた家庭をサバイブするために、共依存の生き方を身につけたからです。

共依存の生き方をしている人、それはすなわちアダルトチルドレンなのです。

すなわち「アダルトチルドレン」と「共依存」は、同じ意味なのです。

では、どうして共依存の生き方は、生きづらさをもたらすのでしょうか。

共依存とは「他人の問題にのめり込み自分を失っている状態」を意味します。

安全性が欠如した子どもにとって危険な家庭には、こんな問題が存在しています。

  • 「身体的・精神的虐待」
  • 「ネグレクト」
  • 「罵声」
  • 「暴言」

これら以外にも、いろんな問題が家庭内にはあります。

親が親の役割を果たしていないという問題。

依存症や暴力など親自身が問題を抱えているという問題。

夫婦仲が険悪であるという問題。

親子関係が逆転している問題。

親が子どもを大切にできないでいる・・・ネグレクトや虐待という問題。

・・・こうした家族・親の問題に、子どもはのめり込んでしまうのです。

つまり共依存の生き方をしてしまうのです。

では、なぜ子どもは、問題にのめり込んでしまうのでしょうか?

それは、「家族や親の問題」を解決するのは自分の責任であって、かつ、自分はその問題を解決できると信じ込んでいるからです。

だから、子どもは家族や親のために必死になったり、その人と同じように悲しくなったり、悩んだりするのです。

子どもは家族や他人の問題解決にのめり込むと自分を見失います。

ここで相談者さんの事例をご紹介します。

ある娘さん・・・Kさんは、ずっとお母さんの愚痴を聞く役割を担ってきました。

お母さんが悲しんでいると、「なんとかしなければ」と思い慰めてあげるのです。

ある息子さん・・・Wさんは両親の喧嘩を止めるために、必死になりました。

まだ小学生の息子は、母親に暴力をふるう父親の腕につかまりました。

そんな娘、息子は大人になりました。

Kさんは「家の外で遊んだり楽しむことに後ろめたさがある」と言われました。

悲しんでいるお母さんを家に置いて、自分が楽しむことに罪悪感を覚えるからです。

Wさんは、大人になっても実家を離れません。

仲の悪い両親を置いて家を出ると「誰が喧嘩の仲裁をするんだろう」という考えが頭をよぎるからです。

Kさん・Wさんは、ふたりとも大人です。

しかし、子ども時代に身についた生き方のパターン=共依存を引きずっているのです。

よって、自分のために「自分の人生を生きる」ことが出来ていません。

大人になっても親のために生きておられます。

つまり自分を見失っているのです。

・・・まさにアダルトチルドレンとして生きておられるのです。

「楽しめない」「自分が出せない」の原因には共依存がある

あなたには、こんな想いはありませんか?

「なぜ人間関係で、同じつまずきをくりかえすのか?」

「気づけば仕事ばかりやっている。人生を楽しめない」

「周りの評価や目線が気になる。緊張する」

「将来が見通せない」

「自信がない。何かに挑戦する時、足がすくむ」

……どうして、私はいつもこうなのだろう。

あなたもそう思う人のひとりでしょうか?

アダルトチルドレンの人にとって生きるとは、とても困難なものです。

「どうして私っていつもこうなんだろう」

・・・アダルトチルドレンの人が、その原因を探る時、子ども時代に身につけた「共依存の生き方のパターン」に出会うのです。

共依存の生き方とは、

「他人のために一生懸命になれても、自分自身のことは後回し」

ということです。

つまり「自分を見失っている」のです。

自分がわからない。

自分の感情がわからない。

自分がなにをしていいかわからない。

・・・そのような想いがあなたにあるなら、共依存を疑ってみましょう。

では、人生において繰り返される生きづらさの原因を探っていきましょう。

「なぜ人間関係で、同じつまずきをくりかえすのか?」

相手の期待と要求に従って生きていると、いつのまにか相手に支配されてしまいます。

すると生きづらくなり、人間関係を継続することが難しくなります。

人間関係は破綻で終わります。

相手に支配されて騙されて悔しい想いをしながら人と付き合います。

人間関係で同じような躓きをしてしまうなら、共依存ベースの人間関係をやめましょう。

「気づけば仕事ばかりやっている。人生を楽しめない」

自分の楽しみを後回しにして、誰かのために頑張っていると自分の人生を楽しめません。

共依存的な生き方をしている人に、仕事中毒(ワーカホリック)の人は少なくありません。

「周りの評価や目線が気になる。緊張する」

自分は他人次第・・・これも共依存の生き方のひとつです。

自分は他人次第だと、自分の価値は他人が決めることになります。

他人からの評価が落ちると、「もう私はダメだ」となります。

だから周囲からの評価を気にして緊張してしまうのです。

「将来が見通せない」

自分のために生きるよりも、他人が喜んでくれるために生きる・・・でも、ふと気づくのです。「私はなんのために生きてるの?」と。

そして将来の計画、夢、願望のすべては他人のためにあることに気づくのです。

将来が見通せないとは、これからの自分をどうするか分からないことです。

つまり自分がわからないということです。

自分が何者で、何をしたいか、何を味わいたいか、何を手にいれたいか・・・これらを明確にできないと将来の見通しは立ちません。

つまり共依存の生き方をしていると、自分の将来像は描けないのです。

「自信がない。何かに挑戦する時、足がすくむ」

もちろん誰だって新しいことをやる前は緊張します。

自信を失います。足がすくみます。

しかしここで「チャレンジできる人」「できない人」の差はなんでしょう。

新しいことにチャレンジできる人は、今までに場数を多く踏んできた人です。

しかしながら「他人のためなら一生懸命になれて、自分のことは後回し」の生き方をしていると、いざ自分のために挑戦する際に、「やっぱりやめておこう」となります。

共依存の人は「自分は他人次第」「他人の評価で自分の価値は決まる」と信じています。

ですから、よけいに新しいことに挑戦できません。

「失敗したらどうしよう」「みんなに笑われるにちがいない」

そして「やっぱりやめておこう」「自分には無理だ」と言い訳をして、あきらめてしまうのです。

共依存の生き方をやめるために「セラピーという選択」があります

共依存をやめるとアダルトチルドレンの生きづらさから抜け出せることができます。

しかし、共依存をやめる取り組みは、自分ひとりでは難しいです

なぜなら「人には必ず盲点があるから」

自分のことは自分がいちばん知らないのです。

ですから、ひとりで本を読んでみても共依存は克服できないのです。

そこで「セラピーという選択」があることを知っておいてください。

セラピーを受けたある相談者の方は、こんなことを私にいいました。

「私は自分のことをよく知っていると思っていました。

しかし、なんにも知りませんでした。

私が良かれと思ってやっていたことが、全部、裏目に出ていたことに、やっと気づきました」

このようにセラピーを受けると、自分では気づけていない「私」に出会えるのです。

自分が知らない自分に気づけることで、人生は開いていきます。

あなたは知らないだけなのです。

ただ知るだけでいいのです。

アダルトチルドレンをやめるために、メンタルを強化する必要はないのです。

ただ知らないことを知ることで、共依存から抜け出せるからです。

あなたの固く閉じられた心の鍵穴にぴったりな「鍵」を見つけることで、あなたは人生を開いていけます。

そのためなら私は努力を惜しみませんよ。

私はこちらのページでご相談を受け付けています。

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米国催眠士協会認定ヒプノセラピスト

わたなべいさお

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